2013-01-30(Wed)

面接試験その①「面接試験を甘く見るな!」

今回から、いよいよ面接試験対策について触れたいと思います。長丁場ですがお付き合いください。

公務員受験の皆さんは筆記試験対策に重点を置いていると思います。確かに、筆記試験の範囲は広いし、筆記試験をパスしないことには面接には進めないのだから、先ずは、筆記試験対策に集中!だと思います。

だけど、ちょっと冷静に考えてください。筆記試験の配点と面接試験の配点を再確認してみましょう!

国家一般職の場合は筆記試験重視で面接は2/9の配点です。でも、これは人事院試験の面接配点ですよね。国家公務員になるには人事院試験に合格し、かつ、官庁訪問で内定をもらえなければなりません。この官庁訪問はまさに面接・面接・面接・・・の連続です。

地方上級試験で配点を公表している団体はどうでしょうか?面接重視の傾向がハッキリしていますよ!

東京都や特別区では配点こそ公表していませんが、せっかく1年間必死になって筆記試験対策をして筆記試験を突破しても、残念ながら約半数は面接で落ちてしまいます。今までの1年間の努力が水の泡です!

なぜ、面接倍率の低い東京都や特別区の面接を突破できないのか?

簡単です、面接を甘く見ているからです!

面接官も優秀な職員を採用したい・・・この「優秀」とは、単に頭が良くて知識量が多いということではありません。

人間的に「優れているか」ということです。つまり、知識だけでなく受験生の「人間力」を見極め、「仕事で使える人」「自分の部下にして使ったみたい人」を採用したいのです。

それでなければ、多大の労力を必要とする面接試験など実施しません!
2013-01-29(Tue)

基礎的自治体の予算編成作業

私は多摩市で、企画政策部長として、財政課長として6年間財政担当の仕事をしてきました。つまり6回の当初予算編成を担当しました。市の場合は都より規模が小さいので予算編成作業は一月程度の遅れになりますが同様の作業を行います。

この中で私が一番注意したのは現場を見ることです。

例えば道路の舗装工事をする予算見積もりが出てきたとすると先ず現場を見に行きます。自分の目で確かめて、市内の他の道路じゃなくてなぜここを次年度に工事しなければならないのかをしっかりとヒアリングするためです。

何せ理事者査定では各部の担当者が説明に出てくるのではなく財政担当職員がすべて説明するからです。これは、議員への事前説明についても同様です。ですから自分自身が確認できていなければ質問にも答えられませんから。

予算は市側が2013年度当初予算案を作りこれを3月議会に上程し、議会での議決を得て初めて予算として成立することになります。職員が半年以上かけて積み上げてきた予算案が「予算」として陽の目を見ることができるわけです。

しかし、最近は、地方議会で当初予算が否決されることが度々報道されています。当初予算の成立には全力で臨みますが、否決されてしまうとどうなるのでしょうか?

先ず、4月からの事業が一切できないことになってしまいます。生活保護のお金も支給できないし、施設を維持管理する経費も支出できないことになってしまいます。

それを回避するために「暫定予算」を組みます。暫定予算では数か月分の必要最低限の経費のみを計上し、予算が否決されてから短期間で編成しなければなりません。

実は私も1回当初予算を否決され暫定予算を編成した経験があります。予算を否決された悔しさと相まって血の出るような思いで仕事を進めました。

私が担当したときは些細な項目をまるで鬼の首を取ったかのような(・・・不快用語か?)議論で、当時の市長の脚を引っ張る政治的な要因が原因でした。

後日、予算に反対した議員が「あの時は悪かったね」なんて誤りに来ましたが。口もききませんでした!!!

今日は少々感情的だったかも?それだけ悔しかったんです!

2013-01-27(Sun)

東京都の2013年度予算案が発表されました。

先日東京都の2013年度予算案が発表されました。

地方自治体の予算はどのように編成されるのか、お話しましょう。

先ず、東京都のケースです。(都管理職の友人に確認していますので間違いないと思います)

例年、7月時点で翌年度の予算編成方針や予算執行に伴う人員配置計画などの通達が出され、そこから各部局での予算見積もり作業がスタートすることになります。

しかし、それぞれの部局では、前年(2011年)の決算との関連もありますので、決算が確定する出納整理期間(5月末)後の6月頃から、見積もり作業に取り掛かります。

7月の予算編成方針が示されてからいよいよ本格化するわけです。

各部局で提出予算見積書を部長・局長段階でそれぞれチェックし、各局の庶務担当セクションでまとめたものを、財務局に9月に提出します。

財務局では各局から提出された予算見積書を集計しますが、この時点では歳出が歳入を大幅にオーバーしています。

ここからが、財務局予算担当の腕の見せ所になります。

財務局職員はそれぞれ担当する局と予算ヒアリングを行います。この予算ヒアリングは、新規の事業だけでなく、既存の事業であっても、前年からどのように見直しをしたのか等など、熾烈なやり取りが展開されます。

1ヶ月以上のヒアリング後に財務局内での予算調整を行い、局長査定になります。その過程で、見積もり段階では大幅に歳出が超過していますが、それを歳入の範囲に抑える為に様々な事業のチェック(査定)を行い、それでもオーバーする部分は他に財源を見つけ出さなければなりません。

財務局での査定は12月まで行われます。

その後、正月明けから知事査定に入ります。今年の東京都のように知事が変わった場合では、予め猪瀬新知事が考える新規事業にも対応できるように一定財源を確保しつつ知事査定に入ります。

猪瀬新知事は副知事でもあったので財務局職員もおおよその察しがつきますので短時間であっても新知事の意向が十分に発揮されていると思います。

以上です。

次回は基礎的な自治体の予算編成作業と、財政担当の苦労話を・・・
2013-01-24(Thu)

さらに自己PR

前回も書きましたが、公務員受験業界では実際の人事を経験した講師がいない! 私的にはビックリしてしまいました。

じゃ予備校の指導は合格者から面接内容を聞き取って、それを積み重ねて作り上げた対策なんだなぁ、だから、現場で採用面接をしていて、「いかにも予備校で教えられた通りに話しているけど、面接官との会話になっていないよなぁ」なんて違和感を持っていたのも理解できた気がします。

時間がないこともあるのだと思いますが、急ごしらえで「似通った自己PR、志望理由・・・」これでも精一杯やってきたんだ・・・

大変な努力だと思いますが、現場を知らない限界を先生方も感じているようです。

実際に面接官を担当していない講師の先生方が「こうなんじゃないかな?」と思って苦労して組み立てた面接対策、それにももちろん敬意を表します。とっても素晴らしい熱血の指導をしていただける先生もいます。話をすると私も参考になることがいっぱいあります。

でも実際の面接官はそんな見方してないよ、なんて思うこともありました。

私にできることは、実際の面接官がどんなところに着目して、どんな評価をしているのかをお伝えすることですね。
つまり「こうだろう?面接対策」ではない「こうなんです面接対策」です。

これからも、皆さんの夢を実現するために、そして「公務員職場に使える若者を送り込みたい」という私の夢の実現のためにも!

頑張りまっせ!
2013-01-21(Mon)

某公務員試験予備校との出会い

 多摩市を辞めてしばらくはリフレッシュ期間でした。

 半年くらい過ぎてから、多摩市に通勤していた時に某大学の周辺にいわゆる公務員試験予備校が数多くあるのに気付いていましたが、「そうだ、もしかしたら自分の経験を公務員志望の若者たちに伝えることができれば面白いかもしれない。」と、思い立ち、出会ったのが某公務員予備校でした。

 最初は私のような公務員経験の講師はいっぱいいると思っていたのですが、入ってみると「うん???」「いないの~ぉ」「それでも受験先の情報を受講生に提供できるから予備校業界ってやっぱりすごいな!」って思ったのが、二度目の就職での第一印象です。
 
 2010年から専任講師の立場で面接対策を中心に仕事をさせていただきました。公務員希望の若者たちの夢を叶えるお手伝いができることに新たな生き甲斐を見つけた気持ちです。

 自分自身としては、人事担当の管理職員として、助役・副市長として最終面接を担当し、合格者を最終的に決めてきた経験を活かしたいと思っていました。

 面接対策をもっと充実させ、田村が実務経験で培ってきた「実戦面接」を徹底したいと思い、予備校側にいろいろ提案してきました。…残念ながらボツ企画もいっぱいあるのですが?

 昨年は東京都、東京都特別区、地方上級・市役所の「プレミアム面接対策ゼミ」を行い、短い期間ではありましたが、90%以上の合格率を達成でき、ゼミ生と喜びを分かち合えたのも本当に素晴らしい出来事でした。

 しかし、面接対策の基本は・・・

 これからも面接対策を中心にして固い話も柔らかい話も取り混ぜていきますので、期待してください!
2013-01-19(Sat)

まずは自己紹介から

プロフィールにもありますが、私は大学を卒業して東京の多摩市に入庁し37年間地方公務員として様々な仕事をしてきました。

その、スタートは「用地買収の仕事」です。市が学校を建てたり、公園を作ったり、道路を拡幅したりするには用地を取得しなければなりません。その用地を取得する仕事が公務員人生のスタートでした。
「こんな仕事が市役所にもあるんだ~ぁ」というのが第一印象でした。不動産業者と話をするのかな???
とんでもありません!22歳の何もわからない社会人1年生が自分の親、祖父母の年代の人達と話をして何とか理解してもらい、土地売買の契約までたどり着く。

いや~ぁ「とんでもない仕事に配属されちまった」状態でした。
案の定、約半年で胃潰瘍に・・・

でも、公務員人生を振り返ってみると、とても良い経験ができました。役所の中で机上の論理で仕事をするのではなく、常に現場目線(市民目線)で仕事をする必要性が最初から身につけられたのはラッキーだったと思います。胃潰瘍で辛い思いをしたけど良かったと思っています。

その後、12のセクションで仕事を続け、激動の多摩市で精一杯の仕事ができ、最後は副市長として市行政事務を総括するような仕事ができるなんて考えてもみない、公務員人生のスタートでした。
公務員志望の皆さんも、最初は人の嫌がる仕事、辛い仕事、辞めたくなるような仕事を体験し、そこを乗り越えて打たれ強い公務員を目指してください。

これからも、時々公務員時代の出来事を書くと思います。
お楽しみに!
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田村一夫プロフィール

tamuchan

Author:tamuchan
プロフィール:田村一夫

必勝倶楽部
で公務員試験向け面接指導全般を担当。

2016年度の都庁ゼミでは、合格率100%を達成。

現在、

面接合格パーフェクト講座


を通じて全国の公務員試験受験生を指導中。

東京都多摩市で37年間地方自治事務に従事、その大半を管理職として人事・企画・財政・秘書広報等の管理部門を担当。55歳からは助役そして副市長として行政事務を統括。

人事担当の管理職として、また副市長として採用試験を総括し職員採用の最終判断をしてきた実績を活かし、某大手公務員試験予備校で面接対策を監修。

数ある公務員試験予備校で面接を担当している講師は多いが、現場を知らない「だろう」面接対策に終わっている。

私は「だろう」面接対策ではなく、実際の職員採用面接を実施してきた「こうだ」面接対策を指導している。

【夢】
「本当に使える公務員を現場に送り出すこと」

【趣味】
 ドライブ、写真、日帰り温泉、JAZZ、ゴルフ

【悪い癖】
 酒を飲むと酔うこと

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