2013-02-13(Wed)

気になるニュース…「給与、国を7%上回る地方公務員(2013年2月)

 総務省が2012年度の地方公務員給与の実態調査結果を公表した。
それによると、国家公務員を100とした場合の地方公務員の基本給与水準を表すラスパイレス指数は107.0%となった。
この原因は、東日本大震災復興財源を捻出する一環として、国家公務員給与を昨年4月から7.8%削減しているためである。
都道府県別では、静岡が111.7と最も高く、宮城110.6、千葉110.5、秋田110.4と続く。最低は岡山の100.2。政令指定都市では、名古屋の112.5が最も高い。次いで川崎112.2、横浜112.0の順で、大阪の103.8が最も低かった。政令市や中核市を除く市区町村別では、千葉県君津市、兵庫県芦屋市がともに113.7と最高。
政府は地方にも同様な引下げ措置を要請している。
ここまでが報道された内容

田村の一言
要請とは言っても、実情は指数の高い自治体に対し、特別交付税や起債に対するコントロールを通じて指導を行っているのが実態ですよね、地方主権にはまだまだ?


そもそもラスパイレス指数とは?

地方公務員(一般行政職)の学歴・経験年数別の人員構成を、国家公務員と同一と仮定し、国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を示した統計上の指数で、単純平均値ではない加重平均値により比較している指数のこと。

ここでのポイントは
いわゆるキャリア官僚と言われる国家総合職や局長以上は一般行政職からは外されていること
比較対照が給料の比較であること。・・・給料とは基本給のことであり、これに扶養手当、地域手当、役職手当、住宅手当などが加算されたのが給与である。
つまり、給与と給料は違う!
ラスパイレス指数は給料部分のみを比較した指数であるが、それは地方公務員の給与実態を正確に反映した指数ではないともされる。
民間の賞与にあたる期末・勤勉手当は職員手当でありラスパイレス指数の対象外である。

≪田村的考察≫
地方自治体の元担当者の目からすれば、
①ラスパイレス指数が一人歩きしていること…本当に給与実態として妥当なのかという問題がある。
②給料では反映されていない、国の手厚い福利厚生面の比較がされていない
③国からの要請という名目の指導(関与)が行われているのが実情である。

様々な問題を内包しているのがラスパイレス指数である!

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田村一夫プロフィール

tamuchan

Author:tamuchan
プロフィール:田村一夫

必勝倶楽部
で公務員試験向け面接指導全般を担当。

2016年度の都庁ゼミでは、合格率100%を達成。

現在、

田村一夫の絶対合格ワークシート講座


を通じて全国の公務員試験受験生を指導中。

東京都多摩市で37年間地方自治事務に従事、その大半を管理職として人事・企画・財政・秘書広報等の管理部門を担当。55歳からは助役そして副市長として行政事務を統括。

人事担当の管理職として、また副市長として採用試験を総括し職員採用の最終判断をしてきた実績を活かし、某大手公務員試験予備校で面接対策を監修。

数ある公務員試験予備校で面接を担当している講師は多いが、現場を知らない「だろう」面接対策に終わっている。

私は「だろう」面接対策ではなく、実際の職員採用面接を実施してきた「こうだ」面接対策を指導している。

【夢】
「本当に使える公務員を現場に送り出すこと」

【趣味】
 ドライブ、写真、日帰り温泉、JAZZ、ゴルフ

【悪い癖】
 酒を飲むと酔うこと

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