2013-02-25(Mon)

お役所仕事その②「予算の使い切り?」

以前の年度末に集中する道路工事の話とも関連しますが、「市役所は予算を使い切ることを考えているから、無駄遣いが多い。」
こんなこともよく言われました。

これって本当でしょうか?
正直に言うと?
確かに以前は予算ありきの仕事をしてきたことも事実です。
(…ここはあっさりと認めましょう?私もそう考えていましたし?)

でも今は違います!
そんなことを考えて仕事をしているところはありません。

では何故そんなことが未だに尤もらしく言われるのか?
私は大きな原因は監査や議会での指摘にあったと思っています。

毎年、前年度の決算が行われ、行った事業についての経費を明確にします。
出納整理期間の5月末日以降から決算事務に入り、決算書としてまとめます。
この行政サイドがまとめた決算書をもとに、監査委員の意見も述べられます。
その後に議会の決算委員会で議論されます。
この時に「執行率」が指摘されるケースが多いのです。

つまり100%の予算を70%しか使わなかった時に、
予算とり方が悪かったとか、予算で認められた事業を十分にしなかったとか?

実は、予算の執行の段階でより効率的に仕事をして経費を削減しても評価されずに
執行率の悪さを逆に問題だと指摘されてしまうのです。
議会でも同様に、あるいはもっと極端な指摘がされてきました。
つまり、同じ成果を挙げるのに職員が工夫をして70%の経費で行っても文句言われてしまう傾向がありました。

私も財政課長だった当時に監査委員に執行率のことばかり言われて、
「ちょっと待ってください、私はもっと褒められる、評価されるべき70%の執行率だと思います」って言い返したことがありました。
当時の監査委員と散々議論をして、監査委員も「確かに職員の工夫の結果で、同じ成果を挙げたのなら、それは問題点の指摘じゃなくて効率的に事業を執行したと評価しよう」と言ってくれたことを思い出します。

議会でも「同じ成果を挙げるのに職員が工夫して70%の経費で達成したのに、褒めてこそ当たり前なのに文句を言われることは、筋が違うのではないかと」逆に食って掛かったこともありました。
それを議員がわかったかどうかは疑問でしたが?

でもそんなこともあったせいか
多摩市では、今は執行率を言われることは無くなってきました。
過去のそんなことも懐かしい思い出です。

今は「予算でとれたのだから使ってしまえ」なんて考える、アホな職員はいませんからね!

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田村一夫プロフィール

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Author:tamuchan
プロフィール:田村一夫

必勝倶楽部
で公務員試験向け面接指導全般を担当。

2016年度の都庁ゼミでは、合格率100%を達成。

現在、

面接合格パーフェクト講座


を通じて全国の公務員試験受験生を指導中。

東京都多摩市で37年間地方自治事務に従事、その大半を管理職として人事・企画・財政・秘書広報等の管理部門を担当。55歳からは助役そして副市長として行政事務を統括。

人事担当の管理職として、また副市長として採用試験を総括し職員採用の最終判断をしてきた実績を活かし、某大手公務員試験予備校で面接対策を監修。

数ある公務員試験予備校で面接を担当している講師は多いが、現場を知らない「だろう」面接対策に終わっている。

私は「だろう」面接対策ではなく、実際の職員採用面接を実施してきた「こうだ」面接対策を指導している。

【夢】
「本当に使える公務員を現場に送り出すこと」

【趣味】
 ドライブ、写真、日帰り温泉、JAZZ、ゴルフ

【悪い癖】
 酒を飲むと酔うこと

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